使おうと思って登録したサービスでも、忙しい時期には開かなくなることがあります。「いつか使うかも」と思うと、続けるかどうかを決めるのも少し疲れます。まずは、これまでの自分を責めずに、今の使い方を見るところから始めましょう。

整理や後回しが負担になることも

米国国立精神衛生研究所(NIMH)は、成人のADHDで、物事の整理、時間管理、日常の用事を覚えておくことなどに困難が生じる場合があると説明しています。現れ方は人それぞれです。サブスクの見直しが苦手というだけで、ADHDかどうかは判断できません。

ここからは、診断や治療とは別の、生活上の工夫です。見直しを大きな宿題にせず、ひとつの確認に分けてみます。

今日は「最後に使ったのはいつ?」だけ

カードやスマートフォン決済の明細を開き、気になるサービスを1件選びます。すぐに解約を決める必要はありません。次の3つを、紙や普段のメモに残してみてください。

思い出せない欄は「不明」のままで大丈夫です。まず1件の契約内容を開けたら、それで今日の一歩です。

メモの例:「動画サービス/月額○円/最近は見ていない/次回更新と解約方法を公式ページで確認」。続けたい理由が見つかれば、残す選択もできます。

やめると決めたら、完了の記録まで

国民生活センターは、アプリを削除するだけではサブスクの解約にならないと注意を呼びかけています。契約先の公式案内で、手続き方法や利用終了日を確認しましょう。

手続きができたら、完了メールや確認画面を保存します。今日は終えられない場合は、「○日の夕食後に公式ページを開く」のように、次に行うことを1つだけカレンダーへ。期限のあるものは、その期限より前に、手続きをする余裕のある日時を選びます。

全部を減らすより、今の自分に選び直す

よく使っているサービスや、楽しみになっているものまで手放す必要はありません。見直しは、我慢を増やすためではなく、今の暮らしに合う契約を選び直す時間です。今日は1件。できなかった日があっても、次に明細を見たところから戻ってきましょう。

この記事は生活上の工夫を紹介するもので、医療的な診断や治療の助言ではありません。困りごとが続く場合は、医療機関などの専門窓口へ相談してください。

参考資料(確認日:2026年11月2日):
NIMH「ADHD in Adults: 4 Things to Know」(ADHDの基本情報)
国民生活センター「サブスクリプション アプリの削除だけでは解約になりません!」(契約の確認)